真名井制作所では伝統文化に関するワークショップを提案しております。
手漉き和紙、漆、木地細工、土人形など形のあるものから邦楽、歌舞伎など無形のものまで準備しております。
またご要望にあわせたオリジナルワークショップ、講演も行っております。
お問合せをお待ちしております。

昨年7月7日に開催いたしました白石和紙のワークショップをご紹介いたします。



SPICワークショップ 夏篇
白石和紙を知るT
白石和紙でうちわをつくる


宮城県の伝統工芸品に指定されている白石和紙は、遠く平安時代、”みちのくかみ”として都の人々の口の端に上ったといわれています。
国府多賀城から報告されたみちのくへの都の人々の畏敬の念は、脈々と伝えられていたのでしょう。
その”みちのくかみ”が、歴史に再び登場するのは、江戸時代、伊達政宗によることになります。
政宗の奨励により、盛んに生産された和紙の中でも、優れて名高かったのが白石和紙です。
紙は布よりも軽く、また風を通さない温かな素材です。
寒さをしのぎ、水をも通さぬ、類まれな製品が、白石の紙衣として、江戸の幕府、京の朝廷に献上され、天下に広く伝わっていきました。
その名品が次に歴史に登場するのは、昭和の時代になります。
絶えてしまった伝統を惜しんだ工人たちにより、白石和紙は復興され、美しく、強く作り上げられました。
原材料には、全国的にも珍しい「かじのき」を使用。
その長く柔らかい繊維の特質、また、江戸時代と変わらぬ手すき工法に、創意を加え、独特の強度と耐久性を創り出したのです。
現在も「白石和紙工房」では、全く変わることなく、同じ材料、同じ工法で和紙をつくり続けています。
SPICワークショップでは、この白石和紙の歴史を学び、現在漉かれているさまざまな和紙を見、触れることによって、
宮城の伝統的手仕事を知り、その復興に尽力した工人のみなさんによる、わたしたちへのおくりものを受け取っていきたいと思います。
白石和紙の素晴らしい力を日常の生活に活かしていただくきっかけに、SPICワークショップがお役にたてることを願っています。



日時:7月7日(土曜日) 13時から15時
会場:SPIC
仙台市青葉区本町2-8-4

*地下鉄南北線広瀬通駅 西1出口徒歩5分 本町家具の街
主催:真名井制作所
SPIC
定員:10名
費用:材料代 1500円

スケジュール:@13時から13時30分
白石和紙の歴史を学ぶ
講師 阿部育子氏(ライフスタイルコーディネーター・構成作家)
        仙台市の市民センター元館長として、また映像構成作家として、長年に渡り、
        白石和紙を始め、宮城県の伝統文化の番組を制作、また講演等によりその伝承に務めてこられた。
        白石和紙の歴史的魅力や紙漉き職人さんの仕事に取り組む姿勢をお聞きする。
      A13時30分から13時40分
        白石和紙を鑑賞しながらのうちわのはなし
        おはなし 鈴木芳典氏(株式会社スズキ)
        うちわの話と白石和紙で作るうちわの魅力をお聞きする。
      B13時40分から15時
        白石和紙のうちわ作り
        白石和紙を使って、骨も紙でつくるドロップ型うちわをつくります。

参加者の方の作品